F1 2010シーズン

2010年11月15日 F1
昨日のアブダビGPを最終戦として、今期のF1はシーズンを終了しました。

開幕当初から凄まじい強さを見せていたレッドブルの2台。
無事にコンストラクターズポイントで1位を確定させたわけですが、最終戦が始まった段階ではドライバーズポイントのトップに立っていたのはフェラーリのF.アロンソでした。
とは言っても2位であるM.ウェバーとはわずか8ポイント差。優勝すると25ポイントが加算される今年のレギュレーションではいくらでも逆転がありうる状況です。
そもそもポイントランキング4位のL.ハミルトンとでさえ24ポイント差でしかなかったので、波乱があればどう転ぶか分からないというのが本当のところ。

そして最終戦、ポールポジションを獲得したのはウェバーのチームメイトであり、ポイントランキング3位のS.ベッテル。
そのまま終止危なげない走りを見せたベッテルは、このアブダビGPを制することになりました。……が、彼がワールドチャンピオンになるためにはアロンソが5位以下でチェッカーを受ける必要があったのです。

アロンソはスタートで順位を1つ下げ、タイヤ交換のためのピットインを挟んでさらに後退。結果は7位となり、この瞬間レッドブルのダブルタイトルが決定したのでした。

とにもかくにも今年のF1はレッドブル勢の強さが際立ちましたね。
まるで昨年のブラウンGPを見ているかのようでした。
この分だと、来年もまた別のチームがフェラーリやマクラーレンといった名門チームを圧倒するかもしれませんね。

個人的にはピットインが基本的にタイヤ交換のためだけになってるのが寂しいんですが、来年も給油シーンは見られないんですかねぇ……

でもまあ、結局のところ面白いレースが見られればそれが一番なので、来年のF1にもその辺りを期待することにいたしましょう。

音速が遅い

2010年1月5日 F1
この間F1の情報サイトを見ていたら、いつの間にかM.シューマッハがF1界に復帰することになってて驚きました。
ちょろっと調べてみたら年末の段階で決まってたみたいですね。
まあ、昨シーズンの時にも復帰するんだかしないんだかっていう話はあったんですが、よもや現実のものとなるとは……
2006年にF1ドライバーとしての区切りを付けたシューマッハが4季ぶりに戻ってくる今シーズンで、一体どんな走りを見せてくれるのか楽しみです。
ちなみに所属チームはメルセデスGP。相棒となるドライバーはN.ロズベルグということです。

でも今シーズンはK.ライコネンがF1から離れることになっているみたいなんですよね……
フェラーリにはF.アロンソが加入、マクラーレンにはL.ハミルトンとJ.バトンの2人が確定しているらしく、どうにも行き場がなかったようで。
ひとまず今年1年はWRCの方に移籍ということらしいので、来年はF1ドライバーとしてのライコネンを見られることを祈ることにしましょうかね。
やー、今年のF1は混沌としてていいですねー。
開幕のオーストラリアGPからいきなり新規参戦のブラウンGPがワンツーフィニッシュしたかと思えば、第2戦のマレーシアGPは豪雨によるレース中断でまたもやブラウンGPのJ.バトンが優勝と、今期のレースが波乱に満ちたものになるのを予想させるのに十分な展開。

先日の第3戦である中国GPでもブラウンGPは好調を維持し、バトンは3戦連続となる表彰台入り。チームメイトのR.バリチェロも4位とポイントランキングで他のドライバーたちを引き離しにかかる感じ。
そんな中でまさかのワンツーフィニッシュを決めたのがレッドブルの2台だというのですから、ますます群雄割拠かと思わせる事態に。

それを加速させているのは間違いなくフェラーリがここまで1ポイントも取れていないという事実でしょう。
名門マクラーレンも彼らにとっては不本意な順位で終わることを繰り返していますし、昨年好調だったBMWザウバーも同じようなもの。
まさかこのまま引き下がるとは思えませんが、早いところ巻き返しを図らないと取り返しの付かないことになりそう。
もっとも、この辺りのチームは今年から導入されたシステムであるKERSを使いこなすに至っていないだけ、という可能性もあるので、そこにも注目していきたいところですね。

うーむ

2008年12月7日 F1
何やらホンダがF1から撤退するそうですね。
自動車産業は今結構な不況らしいですし、F1のチームを維持するには相当な金額が必要とか。
致し方ないこととは言え、日本のメーカーのチームがまた1つ減ってしまうというのは寂しいものです。

とゆーか、来年はどこか新規参入チームはあるのかなぁ。18台でもレースが楽しめればそれでいいんですが。

そーいえば、ポイント制もまたちょっと変わるという噂を耳にしたこともあったような。
レギュレーションもまた変わるんでしょうし、はてさてどうなることやら。
鈴木亜久里氏が率いるF1チームスーパーアグリが、資金難を理由に前回のスペインGPを最後にF1参戦を断念することになったそうです。
「純日本」を掲げての参戦だったわけですが、チーム結成当初から色々と問題ありまくりでしたからね……
それでも去年は佐藤琢磨選手が上位入賞を果たして、チームとしての躍進も見られて、ある程度の期待が持てるようになったところだったんですが。
毎レース完走できるかどうかをハラハラしながら見守ってきたのも思い出になってしまうのかと思うと、寂しいものです。

こうなってくるとドライバーたちの今後が気にかかってくるところですねぇ。
琢磨選手は表彰台を狙えるだけの実力を持っているだけに、どこかのチームへ移籍という形にならないものかと思わずにはいられません。

……ホントに撤退しちゃうのかなぁ。なんかまだイマイチ現実味がないんですが。
それでも今週末のトルコGPを見れば嫌でも受け入れないといけないんでしょうねぇ。世知辛い世の中だ。
今年もF1が始まりましたねー。
やっぱり注目は昨年世界王者のK.ライコネン、驚異的な強さを見せたL.ハミルトン、ルノーに戻って王座奪還を狙うF.アロンソの三つ巴の戦いでしょうか。
何人か見たことのないドライバーもいますが、彼らの活躍にも期待したいところ。とにかくこの3強の戦いに食い込んでいける誰かが出てくれることをファンは少なからず望んでいるのではないかと思うわけです。

そして日本人としては元F1ドライバーだった中嶋悟の息子である中嶋一貴がどれくらい頑張れるのかにも注目したいところですね。

さてさて、開幕第1戦はオーストラリアGP。
路面温度が50℃に達する灼熱のサーキットでのレースはとんでもない波乱含みの展開になってビックリ。
だいたいどのレースでもスタート直後の第1コーナーではマシンの接触があって、そのままリタイアするケースも少なくないんですが、これだけが原因ではないとは言え1周目で5台ものリタイアが出るという何かが起こりそうなレース展開。
その後もマシントラブルやクラッシュによってリタイア続出。結局最後まで走り切ってチェッカーを受けることができたのはたったの6台という壮絶なサバイバルレースとなったのでした。

そんな過酷なレースを制したのはポール・トゥ・ウィンを為し遂げたハミルトン。
ルーキーながら見せた脅威の強さは今年も健在のようです。
ちなみに中嶋一貴は6位入賞(本当なら7位だったんですが、6位だったR.バリチェロがピットアウトの際に違反行為をしたことによるペナルティとして失格処分となったため、順位が繰り上がったみたいです)となかなかの好スタート。
昨年度王者のライコネンは終盤まさかのマシントラブルが発生し、完走扱いではあるものの屈辱の8位と言えるでしょう。スタート直後の怒涛の追い上げから考えればもっと上を狙えただけに悔いの残る結果かと。
アロンソは中盤以降のH.コバライネンとのデッドヒートを制しての4位。ああいう熱いバトルをもっと見せてもらえることを期待したいですね。願わくは1位争いで見たいところなんですが、最近のF1はどーも1位がぶっちぎる傾向にあるのでそこが期待できるかどうかは微妙なところ……

まずはハミルトンが1歩リードというところですが、まだまだ今シーズンは始まったばかり。
果たして去年のようなドラマティックな逆転劇が起きるのかどうか、楽しみにしながら今年もF1を追いかけていこうかと思います。

F1ブラジルGP

2007年10月22日 F1
7ポイント。
わずかこれだけの差の中でドライバーズポイント上位3名がワールドチャンピオンの座をかけて争うこととなった2007年F1最終戦。
注目のスターティンググリッドはポールポジションがF.マッサ。続いてL.ハミルトン、K.ライコネン、F.アロンソと今年の戦いを象徴するかのような4強が揃い踏み。
それだけに何かを予感させるような、そんな雰囲気もありました。

レース中の順位で誰が最もワールドチャンピオンに近いかが目まぐるしく変わるのではないか――そんな緊張感の中、レースがスタート。
立ち上がりにライコネンが前を行くハミルトンをかわし、あっと言う間にフェラーリのワンツー体制に。
そしてアロンソも負けじとハミルトンがコースから飛び出た隙に3位へと浮上。ハミルトンはこれが響いて8位まで順位を落とします。
もちろんハミルトンもこのまま黙って終わるわけにはいかないとばかりに猛追を見せるのですが、ここでまさかのマシントラブル。
一気にスローダウンしたハミルトンのマシンを目にして「まさか」と思わずにはいられませんでした。が、それは杞憂に終わり、無事にマシンは再加速。
その後しばらく周回を重ねた後でもう一度マシンの様子が怪しかったのですが、大きなトラブルもなくレースを続行することができました。
もっとも、これによって必然的に順位を大きく落とし、18位にまで転落してしまったハミルトンでしたが、ここから脅威の追い上げを見せることとなります。
思うように加速することができずにフェラーリ2台からじわじわと離されていくアロンソとは対照的に、自分の前を走るマシンを次々と追い抜くハミルトン。
ルーキーにしてワールドチャンピオンというF1史上初の快挙に向けて、まだまだ闘志は折れていません。

一方、ワールドチャンピオンになるためにはチームメイトのマッサを抜かなくてはならないライコネンは、ピットストップ時のタイムロスを利用してマッサの前に立つプラン。
しかしながら1回目のピットストップではマッサの前に立つことはできずに周回を重ねることに。
この間、後方に下がったハミルトンは3ストップ作戦を取ることにしたようで、他のマシンと比べて短い給油時間でピットを後にしました。

一向にペースの上がらないアロンソはBMWザウバーのR.クビサにオーバーテイクされますが、クビサもまた3ストップ作戦だったがためにアロンソは結局単独3位に。
ハミルトンはどうやら3ストップ作戦が功を奏したようで、気付けばポイント圏内へと戻ってきていました。
そしてマッサが2回目のピットインを行なった際に、ライコネンが自己ベストを更新するペースで周回を重ね、ピットストップを経てついにマッサの前に出ます。
この時点で暫定的にライコネンがワールドチャンピオンに最も近くなり、彼を超えるポイントとするにはアロンソはマッサを、ハミルトンは前を行く3台を追い抜く必要が出てきます。
かなり大きなギャップができてしまっていたアロンソは到底マッサを抜くことはできそうにありませんでしたし、3回目のピット作業を終えてコースに復帰したハミルトンはなんとフェラーリ2台の後ろにつくこととなってしまったがために順位を上げることができず。
結局フェラーリのワンツーフィニッシュ、ライコネンが今季最多勝となる6勝目をマーク。わずか1ポイント差でアロンソやハミルトンを振り切ってのワールドチャンピオンとなりました。

一時期は26ポイントもの差があり、ワールドチャンピオンが絶望視されていたライコネン。
実力は折り紙付きながらも昨年までマシンの信頼性の低さに泣かされてきたドライバーが、まさかの大逆転劇で栄冠を勝ち取った瞬間は言い表すことのできない感動を与えてくれました。
ポイントランキング上位3名が1ポイント差で終わったシーズンはF1史上初のことのようで、それだけにこのレースは歴史に残るものとなったと言えるでしょう。

果たして来年はどのようなレースを見せてくれるのでしょう。
今年のようにハミルトンを始めとした若い世代がその力でベテラン勢をねじ伏せるのか。
はたまたベテラン勢がその熟達した技術で抑え込むのか。
いずれにしても、今年のように見る側を熱くさせてくれるようなバトルを披露してくれることを願うばかりです。

F1中国GP

2007年10月8日 F1
えー、ぶっちゃけた話、ほとんど見てなかったりします。
いやほら、日本GP終了時点であの状態でしたし、予選が終わった段階でL.ハミルトンがポールポジションを獲得したと知ったところで「ああ、もう決まったかな」と思ったもので。

……しかし何が起きるか分からないのがF1だな、とつくづく思う結果になりました。
人が見ないときに限ってこういう面白い展開になるんだもんなぁ。

昨日、家に帰ってからテレビをつけたのが24時半。
その時はハミルトン、K.ライコネン、F.マッサという上位3人で、R.シューマッハが激しいバトルを繰り広げているのを見て「上位とかどうでもいいから、こういう面白い部分をもっと取り上げてくれればなぁ」と思いながら風呂に。
で、出てきてもう一度見てみればトップがライコネン、その後ろにF.アロンソと順位の変動が起きて、周回数を考えると2回目のピットインでライコネンが順位を下げているのだろうかと思ったらテロップに「3強決戦」の文字。

この瞬間、脳裏に「まさか」な予感が過ぎりました。
そしてそれは事実であり、あの「パーフェクトルーキー」ハミルトンが初のリタイアとなったことを知って、ちゃんと見ておけばよかったかなぁ、と思わなくもなかったり。

結局ライコネンがそのまま勝利。アロンソも2位に続き、今年のワールドチャンピオンが決まるのは最終戦であるブラジルGPに持ち越されました。
ハミルトンとアロンソのポイント差は4、ライコネンとの差は7ということで、もしハミルトンが2戦連続リタイアなんてことになれば、ライコネンの逆転劇すら存在するこの状況。
どうやら最終戦からは目が離せなくなったようです。

F1日本GP

2007年10月1日 F1
30年ぶりに富士スピードウェイで開催された日本GP。一時期は生で見に行こうか悩んだりもしましたっけ。
さておき、前日の予選に続いて雨の中セーフティカー先導でレースがスタート。
そして開始早々にフェラーリの2台が相次いでピットイン。どうやらタイヤの選択ミス……というか、一番雨に適したタイヤを履いていなかったらしいです。これで大幅なロスとなり、両者とも最後方からの追い上げを余儀なくされます。

そのままセーフティカー先導のスローレースは続き、ようやく19周目になってその必要がなくなったと判断され、本格的なスピードバトルが始まります。
しかし、路面が雨で濡れている状況では普段と勝手が違って当然。早々にイエローフラッグが振られることに。
その後ピットに入った佐藤琢磨のマシンの給油口から作業終了直前に火が上がるというアクシデント。結局そのままピットアウトし、何事もなく火が消えたためレース続行となりましたが、見ている側としては少々肝を冷やすことに。
……それにしても、オンボード映像が水煙で真っ白になっているのは凄かった。これだけ視界の悪い中でよくレースを続けられるものだと感心してしまいましたよ。

この悪天候による接触は随所で見られ、チャンピオンであるF.アロンソもまた例外ではありませんでした。
いつの間にやらアロンソのマシンの一部が破損。レースをすることに支障はないようでしたが、それでも上位勢と比較するとペースが上がらずにいました。小さな異変でもレースに大きく影響するのがF1なのだと思わせるには十分な出来事でしたね。
そんな中で懸命にマシンを走らせていたアロンソですが、残り周回数があと3分の1というところでまさかのクラッシュを起こしてしまい無念のリタイア。
チームメイトであり最大のライバルとなったL.ハミルトンはポール・トゥ・ウィンを達成すべくトップをひた走っていることを考えると、ここでのリタイアは今年もワールドチャンピオンを目指すアロンソにとってはまさに痛恨と言えるでしょう。
ハミルトンを追撃する立場にあったのはH.コバライネンとK.ライコネンなのですが、圧倒的な速さで走っているハミルトンに追いつくことは到底できそうにありません。
結局この両者は最後まで激しい2位争いを続けることとなります。そして最後まで激しい争いをしていたのはここだけではなく、6位を巡ってF.マッサとR.クビサもまた最後の最後まで激しいバトルを繰り広げていました。

この悪天候でのバトルを制したのはポール・トゥ・ウィンを果たしたハミルトン。
ドライバーズポイントで107ポイントとし、2位のアロンソとの差を12と広げたことによって、次の中国GPの結果次第では今年のワールドチャンピオンが確定するということに。
果たしてアロンソやライコネンといった強豪たちは、ルーキーのワールドチャンピオンを阻止することができるのか。最後の最後まで目が離せないようです。

F1ベルギーGP

2007年9月18日 F1
今年のF1も残すところ4戦。
ワールドチャンピオンを目指す戦いが続くわけですが、今回もやはり焦点はフェラーリ勢とマクラーレン勢に向けられることに。
フロントローを独占したフェラーリ勢の真後ろに続くのがマクラーレン勢。
この並びが意味するのはスタート直後の順位争いであるわけですが、この4台に関してはさしたる混乱もなく、サイド・バイ・サイドの接近戦を見せたF.アロンソとL.ハミルトンが少々挙動を乱した程度で順位に変更はありません。
快調にトップを走るK.ライコネン、その後ろを追いかけるF.マッサ。それをアロンソ、ハミルトンと続きます。

しかしながら徐々にフェラーリ勢から離されていくマクラーレンの2台。
気が付けばマッサとアロンソの差は15秒ほどとなり、似たピット作戦を選択している関係もあってその差を詰めることはできそうになく、必然的にチーム内での順位争いに注目が集まることに。
ところがその面でも前を行くライコネンやアロンソが順調な走りを見せたこともあり、最後までこの順位に変動はありませんでした。
これによりドライバーズポイントにおける首位のハミルトンとアロンソの差が2と縮まり、ライコネンも13ポイント差とギリギリのところではありますがワールドチャンピオンを狙える位置につけました。
どうやらこの後の3戦全てが終わってみないとワールドチャンピオンが誰になるかは決定しなさそうですね。

ところで。
何やらマクラーレンがフェラーリの情報を不正な方法で入手していたとのことで、罰則が適用されたみたいです。
これによりコンストラクターズポイントが剥奪され、フェラーリが同部門のトップとなり、このレースでワンツーフィニッシュを果たしたことで3戦残してタイトル獲得が決定となりました。
ランキングトップにあるはずのマクラーレンの名前がないから何があったのかと思ってたんですが、こういうことだったのかと納得できたような残念なような。

しかし何だ。次の日本GPが30日ってのは何の偶然だ。
思い切りプレリとぶつかってるじゃないか……!

F1イタリアGP

2007年9月10日 F1
フリー走行でクラッシュしたフェラーリのK.ライコネンでしたが、無事に予選を終えて5番グリッドからのスタートとなりました。
フェラーリ勢は今年のワールドチャンピオンを狙う上でもう1ポイントも落としたくないところ。チームメイトのF.マッサともどもトップを狙うこととなります。
しかし立ち塞がるのはワンツー体制を確立しているマクラーレンの2台。特にF.アロンソは久しぶりのポールポジションということで、王者の走りを見せつけることができるかどうかが焦点に。

そのアロンソは好スタートを切り、チームメイトのL.ハミルトンはマッサとの激しいバトル。
ライコネンはスタート直後の混線の中で順位を1つ上げてマッサを追う形となります。
そしてレースが始まって2周目、D.クルサードのマシンがクラッシュしたことをキッカケにセーフティカーが導入され、後を追うライコネンに追い風か……と思われたのですが、前を行く3台を抜くことはできず。
隙あらばハミルトンを抜き去ろうとしていたマッサでしたが、9周目に想定外のピットインを行い、その後もマシンの調子があまりよくなかったのかガレージへとマシンを戻してリタイアすることに。ワールドチャンピオンが十分に狙える位置だったマッサですが、これで少々苦しくなってきたかもしれません。

その後各車1回目のピットストップを行ない始めたのですが、ライコネンはその中でとにかく走り続け暫定1位に。
彼が給油を受けたのは26周目のことで、すでにレースは半分を消化しようかというところ。ここでワンストップ作戦であることが判明し、終盤にマクラーレンの2台がピットインした時のタイム差がどうなるかが気になることとなりました。

順位は再びアロンソ、ハミルトン、ライコネンとなり、前を行くマクラーレンの2台はまだピットストップが残っていることを考えて後続との差を徐々に広げていきます。
そしてハミルトンの2回目のピットストップが終了し、この時ライコネンが見事にハミルトンを抜き去りました。が、それから2周後にハミルトンはライコネンをオーバーテイク。
アロンソはと言えばセーフティリードを保ったまま、危なげない走りでポール・トゥ・ウィンを飾りました。
これによってハミルトンとアロンソのドライバーズポイント差はわずかに3。何だか最終戦までもつれ込みそうな様相を見せています。
ライコネンはドライバーズポイントでマッサを抜き3位になりましたが、ハミルトンとの18ポイント差をひっくり返すことができるのかどうか。
今回リタイアに終わったマッサは23ポイントの差があるハミルトンに食らいついていけるのかが焦点になりそうですね。

F1トルコGP

2007年8月27日 F1
好スタートを切ったK.ライコネンがL.ハミルトンを抜いて2位へと浮上し、フェラーリがワンツー体制に。
それとは対照的にF.アロンソはスタートで後方の2台に抜かれて6位に転落。以後、懸命の走りで挽回するもののその頃にはフェラーリの2台は遥か前へ。
ドライバーズポイントで考えるならばリードしているマクラーレンの2人がフェラーリの2人に抑えられる形で始まったこのレース。結局フェラーリの好調さはスタートからチェッカーを受けるまで持続したと言えるでしょう。
一時はライコネンに迫られたF.マッサでしたが、ピットインが絡んでも何とか首位をキープし、堂々のポール・トゥ・ウィン。その後に続いたのはチームメイトのライコネンでした。

一方、ワールドチャンピオンを争っているマクラーレンの2台は、ハミルトンは徐々に前を行くライコネンに離されていきましたし、アロンソはN.ハイドフェルドを相手に苦戦を強いられることに。
どうにか1回目のピットストップを経てアロンソはハイドフェルドをかわすことに成功しますが、チームメイトであるハミルトンを抜くには少々厳しい状況でありました。
が、しかし。やはり何が起きるか分からないのがレースというものであり。
残り16周、2回目のピット作業を各車が行なっている頃のことでした。3位を走っていたハミルトンのマシンの右フロントタイヤが突然のバースト。
幸いにもピットレーンが近かったためにリタイアにはなりませんでしたが、それでも順位は5位に下がり、さらには少し前にピットインしていたチームメイトのアロンソに抜かれるという結果に。
この後もフロントウイングにダメージが残っていたハミルトンはペースを上げることができず、6位を走っていたルノーのH.コバライネンに迫られるという事態に。
どうにか5位という順位を守ることはできたハミルトンでしたが、ドライバーズポイントでアロンソと5ポイント、マッサと15、ライコネンとは16ポイント差に詰め寄られることになり、残り少なくなってきたとは言え今後のレースの結果次第では十分にひっくり返る可能性があるため、見ている側としては本当に面白くなってきたかな、と思わざるを得ない感じです。

F1ハンガリーGP

2007年8月6日 F1
予選でマクラーレンにあるトラブルが生じたハンガリーGP。
F.アロンソがピット作業中にチームメイトのL.ハミルトンもピットインしたわけなんですが、そこでアロンソがなかなかスタートせず、ギリギリでもう1回タイムアタックができる時間までピットに留まり、その結果ハミルトンがタイムアタックする機会が失われた、というのがそれで、結局ペナルティとしてアロンソは5グリッド降格、マクラーレンはこのレースでのコンストラクターズポイントが加算されないという裁定が下されました。

そんなトラブルの中でポールポジションが転がり込んできた形になったハミルトンは、2位のK.ライコネンの猛追を受けながらも順調に首位をキープ。
アロンソはスタート直後にポジションを下げるものの、すぐに6位に戻り、なおも追撃の様子を見せます。
そんな中でワールドチャンピオンを争っている1人であるF.マッサは、予選第2ラウンドで脱落するという予想外の展開に始まり、決勝でもなかなか順位を上げることができず後方に甘んじることに。

このハンガリーGP、コース内でのオーバーテイクが難しいコースということで、ピットストップの回数やタイミングを調整することで順位を上げようとするチームがチラホラ見受けられるのがポイントでしょうか。
通常は2ストップなんですが、中には3ストップや変則的な2ストップといった作戦を取るチームも。
しかしそれでも崩せないのが上位を走るハミルトンやライコネンといった面々。
ライコネンからしてみれば、わずか1秒前を走るハミルトンを抜きにかかれないというのはもどかしいことでしょう。しかしその1秒が厚い壁となってライコネンの前に立ちはだかり、結局トップのままハミルトンがチェッカーを受けることになりました。
色々あったアロンソはどうにか順位を4位にまで上げることができましたが、ワールドチャンピオンを狙うためには前を行くN.ハイドフェルドを抜いておきたかったところ。
ライコネンやマッサはポイント差が少々厳しくなってきましたが、万が一ハミルトンがリタイアしたりポイント圏外ということになれば逆転できそうではあるので、まだまだ今年のレースは楽しめそうです。

F1ヨーロッパGP

2007年7月23日 F1
ここまで好調を維持してきたマクラーレンのL.ハミルトンが予選でまさかのクラッシュ。
幸いにもレースに参加することに支障はなく、10番グリッドからのスタートとなることに。
しかし、この時点で何かを予感させる展開となっているのも事実でした。

そしてレース開始直後にそれは訪れます。
元々スタート直後に雨が降りそうだと言われていたわけですが、それがかなりの豪雨だったのです。
オープニングラップからF.マッサがF.アロンソをかわしたり、BMWザウバーの2台が接触したりとすでに波乱の様相を見せていたところに突然の雨。レースはさらに混迷を極めていくこととなります。
一斉にピットインが行なわれ、全てのマシンがタイヤをドライからウェットに変更。この際にK.ライコネンがピットレーンに入ろうとしたところでマシンを滑らせ、もう1周することを余儀なくされてもいました。
慌ただしくも雨の中でレースが再び加速するかと思いきや、ウェットタイヤに履き替えたはずのマシンが1コーナーを曲がり切れずに次々とコースオフするという事態になり、セーフティカーが導入されるのですが、あまりにも強い雨のせいでセーフティカーすらまともに走れない状況となりレースは一時中断。

どうにかセーフティカーの先導でレースが再開され、いつしか雨も上がり各車は再びドライタイヤへと変更するべくピットイン。
これによって大幅に後方へと順位を落としていたライコネンが3位にまで戻ってきており、前を行くマッサとアロンソを追う展開に。
マッサは順調に後続との差を広げていくのですが、アロンソは徐々にライコネンに追い上げられており、このまま進めばフェラーリのワンツーか、というところでライコネンが突然のスピードダウン。
どうにかピットレーンにまでは戻ってこれたもののレースに復帰することはできず、無念のリタイア。
一方、雨の中でコースオフしたことで最後尾から追い上げることとなったハミルトンは着実に順位を上げて、G.フィジケラと激しいバトルを繰り広げていました。
しかしながら2人の位置は11位付近。ポイントを得るためにはまだまだ前に行かなければならないハミルトンでしたが、しかし巧者フィジケラを前に抜きあぐねていました。
結局フィジケラをかわすことに成功したハミルトンだったわけですが、結果を見るにあそこで手間取ったのは割と大きな痛手だったんじゃないかなー、と思わなくもありません。

さて、このままマッサがトップでレースを終えるのかと思いきや、まだ波乱は残されていました。
レースも残り10周というところで再びの雨。さらなるタイヤ交換を迫られる全マシンですが、そのタイヤ交換後のマッサのペースが思うように上がらず、2位につけていたアロンソとの差がジリジリとなくなっていきます。
そして残り5周のところでとうとうアロンソがマシンを接触させながらもマッサを抜き、そのまま快調に差を広げてチェッカーを受けることに。
チームメイトのハミルトンはあとわずかのところでH.コバライネンを抜くことができずに9位でフィニッシュ。これによってアロンソとのポイント差がわずか2ポイントとなり、ワールドチャンピオン争いが俄然面白くなってきました。
また、終盤で起こったアロンソの無理矢理なオーバーテイクに怒りを見せたマッサが次にどんな走りでアロンソをアッと言わせるのかも楽しみです。

F1イギリスGP

2007年7月9日 F1
母国GPとなるL.ハミルトンとしては、ここまでの好調を活かして優勝を飾りたいところだったのでしょう。
予選では上位陣との凄まじいタイムバトルを制し、見事ポールポジションを獲得。
しかしその後ろに続くのはK.ライコネン、F.アロンソ、F.マッサといった面々。予選のタイムから考えるに激戦となるのは必至……そんな風に思いながら始まった本戦。事件はフォーメーションラップ終了後に起こりました。
なんとマッサのマシンがトラブルに見舞われスタートできないという状況に。追加のフォーメーションラップの間にピットで作業が行なわれ、どうにかピットスタートとなったマッサは隊列の最後尾に合流することに。ドライバーズポイントのことを考えるとかなり厳しい展開となってしまいました。

そんな感じで始まったイギリスGP本戦。スタート直後を上手い具合に凌いだハミルトンはそのままトップを快走。続くライコネンとアロンソも隙あらば抜き去ろうと機を窺う展開が続きます。
レースが動いたのは1回目のピットストップ。ハミルトンはやはり初めての母国GPだということもあってか、若干の焦りがあったようで給油作業が終了する前に動き出そうとしてしまいわずかにタイムロス。
それもあってか、はたまたフェラーリ陣営が完璧なピット作業を行なったのか。いずれにしてもライコネンがピットインを挟んでハミルトンの前に出ることに成功。しかし給油時間を短くしたアロンソがライコネンの前にピットアウトするという目まぐるしい入れ替わり。
いずれにしてもハミルトンが優勝するには高い壁が立ちはだかることとなったわけです。しかも給油時間の短かったアロンソはどんどんライコネンとの差を広げていっている上、スピードがあまり上がらないハミルトン。一気に苦しい展開になりました。

ただ、給油時間が短かったということは次のピットストップのタイミングが早まることも意味しており、当然アロンソは2位のライコネンよりも早く2回目のピットイン。
このピットインによって重くなるアロンソのマシンとは対照的な、燃料が残り少なく軽いライコネンのマシン。徐々に2人の差に変化が見え始め、そしてライコネンの2回目のピット作業が終わった時には2人の順位は逆転していました。
どうにかして優勝をもぎ取ろうと食らい付いていったアロンソでしたが、結局再逆転の機会は訪れることなくライコネンがそのままフィニッシュ。ハミルトンは前を行く2台に追いつくことがないまま3位でレースを終えました。
もっとも、優勝こそ逃したもののこれで9戦連続の表彰台入り。果たして彼の好調はどこまで続くのでしょうか。
なお、ライコネンのチームメイトであるマッサは5位入賞と大健闘。あとわずかで4位のR.クビサすら抜くのではないか、というところまで来ていたのには驚きでした。

今年のF1GPも折り返し。
今なおポイントランキングでトップを走るハミルトンを、アロンソは、ライコネンは追撃することができるのか。注目です。

F1フランスGP

2007年7月2日 F1
チームメイトのL.ハミルトンにドライバーズポイントで10ポイント差をつけられたF.アロンソ。
そろそろ巻き返しを図りたいところでしょうが、予選第3ラウンドでまさかのマシントラブル。10番手からのスタートとなりました。
一方のハミルトンはフェラーリのF.マッサ、K.ライコネンに挟まれる形で2番手から。果たして3連覇を目指す王者はどこまでこの苦境をひっくり返せるのか。

スタート直後に接触があり、リタイアが続いた今回のレースですが、その後は大きなトラブルもなくレースが続いていきます。
随所でオーバーテイクを狙っていくアロンソでしたがなかなか前を行くマシンを抜くことができず、ハミルトンもスタートでライコネンにかわされフェラーリのワンツー体制となりました。
フェラーリの2台は好調な走りを見せ、後続を寄せ付けない感じだったように思えます。元々このコースとは相性がいいらしいという話でしたし。
それからも上位陣に順位の変動はないままレースは進み、マクラーレンだけが3ストップ作戦であることが判明。
しかしながらこれが功を奏することはなく、フェラーリのワンツー体制は変わらないまま。アロンソは上げた順位をピットストップによって下げることになってしまいました。

レース後半に2回目のピットストップが行なわれ、ここでついにライコネンがマッサの前に。そのままチェッカーを受けて今季2勝目。
フェラーリはマッサが2位に続いたことで今季初のワンツーフィニッシュを飾りました。
ハミルトンも3位に入り、開幕から8戦連続の表彰台。結局7位で終わったアロンソとのポイント差を14と広げることになりました。
驚いたのは2戦前のカナダGPで大クラッシュしたBMWのR.クビサが復帰後いきなり4位に入っていたことでしょうか。チームメイトのN.ハイドフェルドが5位に続いていることも考えると、マクラーレンとフェラーリの戦いの間に割って入ることも十分にありえる話ではあるかな、と思います。
あとは王者アロンソが今後どのようなレースを見せてくれるかが注目かな、と。このままの位置に甘んじるようなことはないと思いますが……さて。

F1アメリカGP

2007年6月18日 F1
あー、やっぱり生放送だったか……だから26時スタートは色々と無理があると(ry

スタート直後に3台がレースを終えるという波乱を予感させる始まりとなったアメリカGP。
しかしその予想に反してしばらくの間はこれといったトラブルもなくレースが続きました。
トップを走るのはポールポジションから快調な走りを見せるL.ハミルトン。以下F.アロンソ、F.マッサ、N.ハイドフェルドと続き、スタートで出遅れたK.ライコネンは順位を6位まで落としました。
ただ、4位までのタイム差がそれぞれ3秒ほどと均等な間隔で走っているのはなんだか珍しい気がしなくもなく。11位辺りでは凄まじい接近戦が続いていたのでなおさらそう思えたんでしょうかね。

1回目のピットストップを経ても上位3台に変動はなし。ライコネンが順位を4位にまで戻して前を行くマッサを追撃する態勢に。
2位のアロンソもルーキーのハミルトンに負けてはいられないとばかりに追いかけ、2度目のピットストップ前にはストレートでオーバーテイクを仕掛けるものの抜くには至らず。
その後はマクラーレン同士、フェラーリ同士のバトルが繰り広げられ、逆転劇は起こるのかと思ってたんですが結局そのままフィニッシュ。
マクラーレンのルーキー、ハミルトンが2戦連続のポール・トゥ・ウィン。なんとここまでの7戦全てで表彰台圏内というとんでもない成績を叩き出しています。何でもF1新記録だとか。
このままの勢いで進んでいくと……F1初参戦にしてワールドチャンピオン、なんてことも起こりえるかもしれませんね。
ただ、逆に一度崩れた場合にどうなるかが気になるところ。今の安定感を見ているとそもそも崩れないような気がしないでもないですが、何が起きるか分からないのがF1ですからねぇ……

F1カナダGP

2007年6月11日 F1
セーフティカー導入回数4回という、荒れに荒れたレースとなったカナダGP。
……地上波で生中継してくれるのはいいんですが、26時開始はさすがに色々と無理です。普通に寝ます。
恐るべきは時差と言ったところでしょうか。とゆーか、次のアメリカGPも生中継なのか……?

さて、この大荒れのレースを制したのはポールポジションからスタートしたマクラーレンのL.ハミルトン。開幕戦からその存在をアピールしてきた脅威のルーキーがとうとう勝利の美酒を味わう日がやってきました。
その後ろに続いたのはBMWザウバーのN.ハイドフェルド、そしてウィリアムズ・トヨタのA.ブルツといつもとはだいぶ異なる面々。
それもそのはず、世界王者のF.アロンソは第1コーナーでの度重なるミスとセーフティカー導入直後のピットストップ時に給油したことによるペナルティを受けたことで7位で終わっています。
マクラーレンのライバルチームであるフェラーリは5位にK.ライコネンが入りましたが、F.マッサはセーフティカー導入中にピットレーン出口の赤信号を無視したことで失格処分となっています。コンストラクターズポイントを考えるとこれは後々響いてきそうな痛手と言えそうです。

しかし、この辺りのことを吹き飛ばすような出来事が2つばかりありました。
1つは一度目のセーフティカー導入終了後、BMWザウバーのR.クビサの大クラッシュ。どうやらトヨタのJ.トゥルーリとの接触が引き金になったようなのですが、あんなに軽々とマシンが飛び跳ねたり回転したりするのを見たのは初めてかもしれません。
幸いドライバーの命に別状はないようですが、ボロボロになって横転したマシンのコックピットで身動きしないドライバーを見ている時は気が気ではありませんでした。

もう1つの出来事は、我らがスーパーアグリの佐藤琢磨。今期最高位となる6位でフィニッシュという結果をもたらしてくれました。
一時期はもっと上の方に位置していたのですが、ピットに入ったのとほぼ同時にセーフティカーが導入され、給油してもいいのかをクルーが判断できずにいたためピットストップが1回増えてしまったのが残念なところでした。
しかし、それすらも吹き飛ばすような力強い走りで、レース終盤において前を走るR.シューマッハを、そして王者アロンソを見事にかわし6位でチェッカーを受けるという快挙。
アロンソをかわした瞬間はホントに感動を覚えました。リアルにガッツポーズを取ったのは久しぶりかもしれません。
確かにタイヤの差があったのは事実ですが、それでもあのマクラーレンと戦えるマシンに仕上がってきたというのは大きな自信につながることかと思います。今後に期待が持てそうです。

F1モナコGP

2007年5月28日 F1
結果だけ見ればF.アロンソがポール・トゥ・ウィンで去年に続きモナコで勝利を収め、チームメイトのL.ハミルトンが2位に入ったことでマクラーレンのワンツーフィニッシュで幕を閉じたわけですが……

いくらなんでも今回のマクラーレンは速すぎるでしょう。
3位のF.マッサとハミルトンのタイム差が1分5秒。4位のG.フィジケラは周回遅れにされているという現実。
ここまでダントツに速いというのはあんまり見たことがないんですけど……記憶に残っているのでもせいぜい6位とか7位のマシンが周回遅れになっているくらいで。
一体、マクラーレンはどんなチューニングをしたんだ……まさかドライバーの2人が他を圧倒するほどの実力があるわけでもないだろうし。確かにワールドチャンピオンとそれに拮抗する実力のルーキーではありますが、他のドライバーが戦えないレベルではないはずですし。

まあモナコGPのコースが普段のレース場とは違って市街地コースということもあって、ガードレールやら何やらで通常よりも道幅が狭く感じられるところで差が出たのかなぁ、なんて思ったりもします。
いずれにせよ、次から他チームの奮起に期待したいところです。

話は完全に変わりますが、ZARDのヴォーカルの坂井泉水さんが亡くなられたというニュースを見て愕然としました。
あの歌声がもう聴けないのかと思うと寂しい限りです。結構好きなんですけどね……
本当に心からご冥福をお祈りいたします。
……シングルコレクションなりベスト盤なり、買ってこようかなぁ。

F1スペインGP

2007年5月14日 F1
すっかり4強とゆー感じになってきましたねぇ。
おかげで四天王とか言われてる始末ですよ、マクラーレンとフェラーリのドライバー4人は。
確かにレースを見てると他のチームと比べて頭ひとつ抜け出てるような気はしますが……
やっぱりBMWザウバーとかトヨタとかホンダとかが絡んでくるときっと面白くなるだろうと思いつつ。

気付けば3人がドライバーズポイントで横一線という状況で始まったF1第4戦。
ポールポジションからのスタートとなるのは3戦連続でPPを獲得しているフェラーリのF.マッサ。その後ろをF.アロンソ、K.ライコネン、L.ハミルトンと続きます。……ホントにこの4人で上位陣は独占されてますねぇ。
さて、いつものようにフォーメーションラップを終えていざレース開始、というところでトラブル発生。J.トゥルーリのマシンにトラブルが起こり、フォーメーションラップをもう1周することになりました。そしてこれがこのスペインGPの波乱に満ちたレースを暗示していたりもします。

仕切り直してスタートを切った直後、アロンソがマッサを抜きにかかりましたがそこはマッサも懸命のブロック。それによってアロンソがコースオフするという展開。
それでも持ち直したアロンソは即座にコースへと復帰。しかし順位を4位まで落としてしまいます。この間にハミルトンは2位へ。
その後、周回を56周残したところで今度はライコネンのマシンにトラブルが起きたのか、ペースがガクッと落ちてそのままリタイア。これを皮切りとして中盤までに6台ものマシンがリタイアとなっています。
さらには後半に入ったところでR.シューマッハとN.ハイドフェルドの2人がリタイア。ここまでリタイアが続出するレースは久しぶりに見たような気がしますね。
特にライコネンは不遇だった去年と違い、ここまで調子がよさそうだっただけに驚きました。これだからF1は何が起きるか分からないんだ。

上位3人はそのまま順位が入れ替わることなく、マッサがポール・トゥ・ウィンを飾り、ハミルトン、アロンソと続きます。
そうやって上位陣が当然のようにフィニッシュしている裏でスーパーアグリに驚くべき出来事が起こったりもしていました。
なんとレース終盤でルノーのG.フィジケラが3度目のピットストップをしたことにより、佐藤琢磨が順位を8位に。そのままチェッカーを受けたことでスーパーアグリ初のポイントを獲得したのです。
去年の同時期のことを振り返ってみてもこれは快挙と言えるでしょう。
F1参戦2年目にしてすでに戦えるマシンに仕上がったスーパーアグリ。今後の走りにも期待ができそうですね。

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