F1ブラジルGP

2006年10月23日 F1
2006年F1最終章、皇帝ラストラン!

とうとうこの日がやってきました。
あのM.シューマッハを見ることができる最後の日。
そのシューマッハですが、ワールドチャンピオンになるためには何が何でも優勝しないといけないわけなのですが、予選でマシントラブルがあったため10番グリッドからのスタート。ライバルのF.アロンソが4番グリッドであることを考えると、ワールドチャンピオンの目はほぼないと言っていいでしょう。
ポールポジションは今回が母国GPとなるF.マッサ。果たしてどこまでレースを牽引するのか、あるいは母国で優勝を掻っ攫うのか。

レースは序盤から波乱含み。
なんと1周目が終わったところで早くもウィリアムズのN.ロズベルグがクラッシュ。同チームのM.ウェバーもどうやらロズベルグと接触していたらしくレースを終えるという展開に。
ロズベルグのクラッシュによってセーフティカーが導入され、レースは再スタートを余儀なくされます。
そこから強烈な勢いでの追い上げを見せるのがシューマッハ。あっと言う間に順位を上げていた彼は前を行くG.フィジケラを追い抜き、しかし先程クラッシュしていたマシンの破片を踏んだのか左のリアタイヤがパンクするというトラブルが発生。順位を一気に落として最後尾に着くことに。
トップのマッサからほぼ1周の遅れを取ったシューマッハですが、それでもレースをあきらめることはなく驚異的な速さで前を行く車を追い抜いていきます。

そして気が付けばシューマッハは7番手にまでその順位を上げており、さらに上位陣をもその射程に捉えようかというところ。
アロンソとJ.バトンが2位争いをしている後ろでシューマッハは再びフィジケラに、そしてK.ライコネンに襲いかかり、とうとう順位を4位にまで上げてきました。
その後もさらにファステストラップを塗り替えたりもしていたのですが、そこでレースは終幕。赤き皇帝の最後のレースは4位という結果に終わりました。
優勝したのはチームメイトのマッサ。母国GPでポール・トゥ・ウィンを飾れたのは彼にとって喜ばしいことでしょう。
そしてアロンソは2位で無事にチェッカーを受け、見事2年連続のワールドチャンピオンに。所属チームのルノーもコンストラクターズポイントで1位を獲得したため、ダブルタイトルでフィニッシュしたことになります。

シューマッハのラストランということでそちらにばかり目が向いてしまうレースでしたが、その中でSUPER AGURIの佐藤琢磨が10位でフィニッシュという快挙を達成。今年のレースが始まった第1戦と比べると見違えるほどに速くなっています。
この分であれば来年は最初からポイント圏内が見えてくるかもしれません。期待したいところです。

最強の名をほしいままにしたM.シューマッハ。
赤き皇帝はついにその姿をコースから消すことになり、F.アロンソを筆頭とした若い世代がレースを牽引するようになっていくのでしょう。
F1世界に訪れた世代交代。
果たしてその若き力がどのようなレースを見せてくれるのか、楽しみです。

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